絵描き忠田愛の旅の記録。出会ったものたち。感じたこと。旅行記をゆっくり更新中。
by ai-viaggio
カテゴリ
全体
お知らせ
'09Italia-Firenze
'09Italia-Firenze近郊
'09Italia-Venezia
'09Italia-Trieste
'09Italia-Lecce
'09Italia-Otranto
'09Italia-A.bello
'09Italia-L.tondo
'11France-Paris
'09Italia-Matera
'13Holland-Ams
'13Italia-Venezia
'13Italia-Urbino
'15北海道
未分類
以前の記事
2015年 10月
2015年 09月
2014年 02月
2013年 11月
2013年 10月
2011年 04月
2011年 03月
2010年 06月
2010年 03月
2009年 12月
2009年 10月
2009年 08月
2009年 07月
フォロー中のブログ
太陽ヲ貴方二 ...
地中海と砂漠のあいだ  
Change by Gr...
毒食わば皿まで
イタリアでの徒然なモノ…
私 と 消 え た 日 ...
クロアチアの碧い海の夢
フレスコ画研究所 バステ...
トスカーナ 「進行中」 ...
RED GLOBE
■工房 YUSA
ふりつもる線
Life is a tr...
r-photo
香水月季
石のコトバ
O, Sancta si...
r-note
A motif
ラグーザに流れるもの
コッツウォルズ・カントリ...
ROSASOLIS
偽の女庭師
京都大原アトリエNORI革日記
鳥人の翼 In orde...
daily life a...
日々の皿
スカラベの晩餐
メモ帳
ライフログ
その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


カテゴリ:'13Italia-Urbino( 6 )

Chiesa di San Bernardino

a0135633_2257223.jpg

ウルビーノは小さな町で、細い裏通りやいくつかのちいさな教会をほとんど全てまわり、スケッチをし、ゆったりと時間を過ごした。まだたっぷりと残る時間をどう過ごそうと、インフォメーションでもらった冊子を見ていると古い教会の写真に惹きつけられた。
調べてみると、ウルビーノの町の城壁から外に出て、小さな丘を越えながら、2.5kmほど歩いたところにあるようだ。ホテルの人や町の人に尋ねてみると、ある人はひどい坂なので歩いていくのは不可能に近いと言い、ある人は30分強で行けると言う。
時間もあることだし、行けるところまで行って、膝の痛みと相談しながら無理なら引き返そうと出発する。

a0135633_2354454.jpg

城壁の門から坂道を下り、ウルビーノの町がどんどん遠くなってくる。光が射し、雲が影を落とす度に丘の波がうねるように迫ってきて圧倒される。
a0135633_2392894.jpg

本当にこれで合っているのだろうかと、何度も地図を見る。歩いていく人など誰もいないのか、途中が省略されていておおまかな道しか書かれていないので非常にあやしい。車しか通らないアスファルトの道の両サイドは、そのうちオリーブ畑やイタリアらしい赤土の大地となり、そのうち車さえも通らなくなった。細い道に迷い込み、軌道修正したものの、今度はどなたかの邸宅への坂道に侵入しかけ、もうこれは無理かとあきらめかけたとき、ようやく小さな看板を見つけた。
Chiesa di San Bernardino Mausoleo dei Duchi
最後の長くカーブした坂道を登りきり、這々の体で辿り着いた小さな教会は、とても素朴でやさしかった。落ち着いた石組みの色は丘の風景によく似合い、海の灯台のようでもあった。スケッチをもとに、きっといつかこの教会の絵を描くことがあるだろう。
歩いてよかったなあ。何気なく身体で吸い込んだ空気、今は朧でも意識の奥からふと鮮やかに蘇るだろう。
a0135633_23242611.jpg

a0135633_23254919.jpg


ウルビーノの町に帰り、城壁から教会を振り返ると夕方の光が教会を照らし、丘と森の風景のなかでそこだけが白くひかるようだった。
a0135633_2327283.jpg

Chiesa di San Bernardinoーーーウルビーノ城壁の教会に一番近い門を出て徒歩約50分。看板などは教会にかなり近づいてからしか無いため、非常にわかりにくいです。正確な地図がない場合、アップダウンもあるため、タクシーをおすすめしますが、歩きながら振り返るウルビーノの町や丘のうつくしさは格別です。
[PR]
by ai-viaggio | 2014-02-20 23:27 | '13Italia-Urbino

Urbino

ラファエロの家の前の坂を上まで登りきるとPalazzo ducaleとウルビーノの町を見下ろす公園に出る。
風が空を一吹きする度に、雲はかたちを変え、間からこぼれる強い光の束がまっすぐに町を照らしていた。
a0135633_22345137.jpg


a0135633_22352674.jpg

a0135633_2236409.jpg


a0135633_223662.jpg


a0135633_22361931.jpg


[PR]
by ai-viaggio | 2014-02-20 22:36 | '13Italia-Urbino

Ricordo

a0135633_22265321.jpg


ラファエロの坂道を降りた教会の横の広場で何やら屋台が出ている。
近づいてみるとなんとトリュフではないか。
値段を聞くと、日本ではとても手が出ないけれど、それだったらすこし買える!
おじさんは、その日の朝に採りたてのトリュフとのこと(!)をもそもそと説明してくれ、一番大きなものが入っている瓶を探してくれた。
塩蔵ではなく生なので、帰国までの日をかぞえ、届けたい人の顔を思い浮かべ、とても嬉しい気持ち。
a0135633_2291076.jpg

そして、坂を降りきり、真ん中の広場を抜け、まっすぐ少し歩いて左には小さな骨董屋さんが。
感じ良く、ひとつひとつ説明してくれるシニョーラから母は銀のナイフセットを求め、私は糸巻きと、鈍く光る貝殻を連れて帰ることにした。
a0135633_2292679.jpg

[PR]
by ai-viaggio | 2014-02-20 22:24 | '13Italia-Urbino

ウルビーノの食

a0135633_0454811.jpg

a0135633_0454761.jpg


a0135633_0463193.jpg


ウルビーノは魚介のヴェネツィアとはうってかわり、ポルチーニやトリュフ(ちょうど秋だったのでまさに季節!)と肉料理の町!
しかも、小さな町だけあってトラットリアもとても良心的なお値段。
ポルチーニのパスタ、ラビオリ、ああ、今思い出してもよだれが出そう。
一番下の写真はポルケッタと言って、豚の丸焼きの輪切り。
ローズマリーやフェンネル、胡椒が効いていてすばらしくワインがすすむお味だった。
[PR]
by ai-viaggio | 2014-02-19 00:51 | '13Italia-Urbino

Raffaello

a0135633_20273225.jpg


ウルビーノの真ん中の広場からつづく、かなり急な坂道の途中にラファエロの生家がある。
置かれている作品はほとんどが複製なのだが、ラファエロのフレスコ画の実物が一点ここにあって、とても見たかったのだ。

ラファエロが若き日に描いた、初めての聖母子像。

その部屋は空気が澄んでいるようだった。
静けさがいちだん濃くなった。
ふりかえってこの絵を思う時、こちらからあちらに向かってまっすぐに伸びるしずかな回廊を思う。
死を抱いた生と生を携えた死と、そのあわいの祈り。

この絵に逢えてよかった。
[PR]
by ai-viaggio | 2014-02-18 20:48 | '13Italia-Urbino

Flagellazione di Cristo

ヴェネツィアから二泊ウルビーノへ。
ウルビーノは主要都市からやや行きにくい場所にあり、ずっと行きそびれていた町だった。
ヴェネツィアからボローニャ経由の電車でペーザロに出て、そこからバスでウルビーノへ。結局5時間近くかかっただろうか。
うねるような丘や山の波の頂にぽつんとある小都市ウルビーノは、小さいながらも学生の活気に溢れていた。ラファエロの産まれた町でもある。

ピエロ・デッラ・フランチェスカに会いに国立マルケ美術館へ。

a0135633_2017187.jpg


a0135633_20175235.jpg


a0135633_20175049.jpg


a0135633_20183789.jpg


a0135633_20182045.jpg


a0135633_20182996.jpg


ずっと図版で見ていたピエロの”キリストの鞭打ち”は何となく大きな壁画を想像していたけれど、実物は59x82cmのかなり小さな絵だったことにとても驚く。
石造りの誰もいない美術館。古いガラス窓からの光が心にのこる。
[PR]
by ai-viaggio | 2014-02-18 20:19 | '13Italia-Urbino