絵描き忠田愛の旅の記録。出会ったものたち。感じたこと。旅行記をゆっくり更新中。
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しじまの星

女満別空港に降り立つと、空気が澄んでいる。
秋の気配がいちだんと濃い。
カラマツ、白樺、ポプラ、樹々の一本一本に胸を躍らせながら、乾いた北国の空気を肺の奥深く吸い込んだ。レンタカーの手続きをして、一直線に清里町を目指して走る。
釣りの師匠、Kさんたちの馴染み深い場所だ。

神の子池。
浅葱群青、水群緑、水浅葱・・
岩絵具でこの色を表現するとしたらどんな色を使えばいいだろう。
膠で絵具を練って、神の子池の水をひと掬い落とせば、ほんのすこし近づくことができるだろうか。

摩周湖からの地下水が湧き出ている神の子池の水温は、年間を通して8度以上になることはない。そのため、水中に沈んだ樹はいつまでも腐ることがなく、化石のようにしずかに時を刻んでいる。

澄みきった水底には等間隔に並ぶ魚影。時たまひらりと翻した腹が銀色にひかる。
北海道にのみ住むオショロコマだ。岩魚の仲間でよく似ているが、分類学上はオショロコマと岩魚に分かれ、岩魚とはミヤベイワナ、アメマス、ニッコウイワナ、ヤマトイワナ、ゴギ(山陰)、キリクチ(紀伊半島)に分類されるそう。
7種のなかで最も冷水が住むのに適していると言われるオショロコマ。
清麗なしじまに沈む魚影は、夜空に浮かぶ銀の星に見えた。

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by ai-viaggio | 2015-09-07 16:39 | '15北海道
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